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都心に近い美原町には鉄道はありませんが、この千早赤阪村にはちゃんと鉄道があるのです。それも村営。
それが金剛山へ通じるロープウェイですね。
バスの終点付近はすでに標高650mぐらい。村役場付近と違って、相当涼しかったです。
「カシミール3D」で、金剛山から大阪平野を見た画像を作ってみました。
関西電鉄の主要駅の位置も示してあります。
ロープウェイ前のバス停です。
富田林からの金剛バスが「千早ロープウェイ前」、河内長野からの南海バスが「金剛山ロープウェイ前」という名前で、この2系統が発着します。土曜・祝日の方が便数が多く、平日は両者とも日中毎時1本ぐらい。
写真で停車しているのは南海バスの方。
左手前の建物はトイレですね。
→金剛バス千早線(別ウィンドウ)
→南海バス小深線(金剛山系統)(別ウィンドウ)
(いずれも「南大阪ターミナルガイド」(別ウィンドウ)より)
ホワイトバランスの設定を思いっきり間違えていたのですが、あえて晒してみる。
バス停からロープウェイまではさらに数百メートル歩く必要があるのですが、これがまたきつい坂道。
写真からその度合いが伝わりますでしょうか。
その道の途中に唯一ある店。名前を失念(こら)。
千早川のせせらぎから汲んだ水でペットボトルを冷やしていました。
一本買ってみましたが……正直、さすがに冷蔵庫には勝てないよなあ……ボソ
焼き団子、ラムネ、そして小さな食堂、土産屋。
とてもいい雰囲気の茶屋です。お気に入り。
「そうめん流し」と看板があったけど、やってるのかなあ。
いよいよロープウェイ。金剛山ロープウェイのホームページはこちら(別ウィンドウ)。
ロープウェイ千早駅。海抜708mのところにあります。バス停からさらに50mぐらい上ってきたことになりますね。
ロープウェイの車両です。
塗装のセンスはそんなに悪くないと思う。
左が、千早駅から山上方面を見上げたもの。右は、金剛山駅からロープウェイを見下ろしたものです。
ロープウェイの料金は片道700円、往復1300円。ちょっと高め。
金剛山ロープウェイと、金剛山上にある宿泊施設「香楠荘」、この2つの村営施設が、経営改善に乗り出しているそうで、現在は事業を委託する民間企業を募集している模様です。
もし、関西電鉄をロープウェイ付近まで延伸できれば、吉野・高野と並ぶ観光地にできるのかも?……という想像もしていたのですが、なにしろ地形がきつすぎます。あるいは南海高野線的な路線を敷けば? ということも考えたのですが、他の2山とのもう1つの大きな違い、「山上が生活の場になっていない」ということがあって、そうした路線を敷く意味合いは非常に薄いと思います。
歴史的にも、楠木正成の生誕地で、戦の時に100日間籠城した、という程度で、やはり吉野・高野と比べるとインパクトが弱いかも。
そんなわけで、村や金剛山の観光を振興するにもいろいろと課題は多いんだなあ、と感じました。